ゼロゼロ物件で貸すときのデメリットは?知らないと損しちゃう情報を公開!

ゼロゼロ物件 デメリット 空室対策マニュアル

スポンサードリンク




ゼロゼロ物件とは、敷金と礼金がかからない物件のことを指します。

物件を貸りる側からすれば余分な費用がかからないのでありがたいですが、

貸す側からすれば、それなりのメリット、デメリットがあります。

 

では、まず敷金と礼金とは何かというところから見ていきましょう。

 

敷金とは何か?

敷金とは、アパートやマンションなど賃貸物件契約時に支払う費用です。

家賃とは別に一時支払い、家主はこれを一時預かり金として管理します。

このお金は入居者が退去する際に、部屋の原状回復費用(修繕、クリーニング費用、掃除費用、家賃滞納があった場合その全額)を差し引いて、余った分を入居者に返します。

ひとつの担保だと考えるとよいでしょう。

金額としては、家賃の1〜2ヶ月分相当とされています。

 

礼金とは何か?

礼金とは、契約時に家主にお礼金として支払うものです。

その昔住宅が不足していた時代に、大家さんに対して感謝の気持ちを表す意図で始められたものと言われています。

敷金とは違い、あとで帰ってくるお金ではありません。

地域や物件によってもさまざまですが、礼金がかからないところもあります。

金額は敷金と同じくおおよそ家賃の1〜2ヶ月分です。

 

敷金・礼金を無くした場合のメリット・デメリット

ゼロゼロ物件 デメリット

☆メリット

・入居者にとっては、初期費用を少なくできるので、物件としての魅力が上がる

・物件サイトなどで、敷金なし、礼金なしで検索した時にヒットしやすくなる。

・家賃を下げていないので、利回りや売却最低額の算出に影響がでない。

以上のことから、入居者が入りやすくなり、空室対策としても効果的ではあります。

 

☆デメリット

・入居者がつけた傷や汚れ(通常ではつかなかったであろうもの)などへのクリーニング代を負担しなければならない。

・入居者が家賃を滞納していた場合、回収できない可能性がある。

スポンサードリンク

 

 

ゼロゼロへのリスクを軽減するために

ゼロゼロ物件 デメリット

敷金を無くしたリスク

・クリーニング代の負担

先ほどにも少し触れましたが、敷金をゼロにしている場合、クリーニング代などが発生した際にこちら側で負担しなければなりません。

そのリスクを軽減するためには、契約時に賃貸借契約書に退去時にクリーニング代を入居者自身で負担してもらうように明記しておきましょう。

その際に注意したいのは、どこからが負担になるかをはっきりと明記しておくことです。

そこの部分が曖昧だとトラブルの原因となるので気をつけましょう。

 

・滞納金を回収できない

滞納金を回収するためには、まず保証会社と契約することによって、滞納が出た際に賃料を代払いしてもらったり、回収を代行してもらうことができます。

これで敷金をなくして滞納金を回収できないことはなくなるでしょう。

 

 

礼金を無くしたリスク

・収入が減る

礼金は敷金とは違い、支払ってもらった分が単純に収入となります。

そのため、賃貸運営にかかってくる必要経費(広告費、修繕費など)を家賃収入の部分のみで補わなければいけないため、よりシビアな資金計画を必要とされます。

礼金に頼らないように計画していきましょう。

 

まとめ

 

空室対策とては効果的なゼロゼロ物件ではありますが、反面家主とては負担しなければならない費用も増えるため、それなりのリスクが発生します。

人気エリアなどゼロゼロ物件にしなくても入居者が入りやすい物件であれば良いですが、そうでない場合は、ゼロゼロ物件は必要になってくる空室対策ではあるので、資金計画は特にしっかりと細かく考えていきましょう。