アパートに住んだことがある方の中には、大家さんから贈り物をもらった経験がある方もいるのではないでしょうか?
大家さんが同じアパートの一室や近隣に住んでいて、入居者との距離が近い場合特に多いようです。
しかし、人付き合いが希薄になっている現代では、急に大家さんからプレゼントを貰うとびっくりしてしまうかもしれません。
実際大家さんが入居者に贈り物をするのは、どんな意図があるのでしょうか?
悩める大家さんの本音を大公開しちゃいます!
見返りを期待しないわけではないけれど…入居者と良い関係を築きたい!
プレゼントの基本は相手に喜んで欲しい、ということです。
相手との良好な人間関係を築くための手段として贈り物が用いられます。
もちろん親しい間柄であればその限りでしょうが、大家さんと入居者という利害関係の発生する間柄であれば、それ以外の意味も出てくるでしょう。
もちろん贈り物をする大家さんの意図は人それぞれでしょうが、基本的には入居者との関係性を良くし、長くアパートに住み続けて欲しいという願いが隠されています。
一般的に賃貸契約期間は2年となっています。
この期間後も継続して住む場合には、更新手続きが必要となります。
契約によって更新料や更新手数料がかかるため、入居者が引っ越しを考える一つのタイミングとなります。
退去を防ぐという意味で、更新月に感謝のしるしとして、プレゼントを渡す大家さんが多いのもこのためです。
また入居者を募集する際に最後の一押しとして、プレゼントを用意する大家さんもいるようです。
やはり大家にとっては空室リスクが一番怖いので、少々値の張る高価なプレゼントを武器に、なんとか入居者を呼び込む努力をしている方もいます。
正しく選べる?入居者に喜ばれるプレゼント、嫌われるプレゼント
それでは実際に自分が大家となった時、どのようなプレゼントを選ぶと効果があるのでしょうか?
よくあるのが、
・季節の挨拶状やお礼状
・誕生日プレゼント
・金券類
・消耗品などの消えモノ
・設備の交換やクリーニング
といったものです。
ただし、最近は個人情報の取り扱いが厳しくなったことやプライベートへの干渉が好まれない風潮があります。
誕生日プレゼントなどの個人的な色合いが強いものは避けた方が無難でしょう。
またあまり高価な金券類だと、家賃や更新料を下げて欲しいと思う入居者もいるようです。
自分でお金を払ってまではやらないけれど、プレゼントされたら嬉しいサービスなどが有効です。
特に大家さんならではのプレゼントとして、住居に関するサービスは満足度が高いでしょう。
例えば
・TVモニター付インターホン
・温水暖房便座
・エアコン清掃
・キッチンのクリーニング
・バス・トイレのクリーニング
などが考えられるでしょう。
出費としては大きくなってしまうかもしれませんが、部屋をきれいにしたり設備を充実させたりすることは、今後の入居者にもつながります。
ぜひ一度検討してみて下さい。
プレゼントはあくまで大家さんからの感謝の表れということが入居者に上手く伝わるよう工夫しましょう。
またプレゼントのやり取りはコミュニケーションのキッカケにもなります。
普段から入居者と会話することで、トラブルや揉め事を回避する効果もありそうです。
まとめ
大家になると、入居者を増やしたり、退去者を減らしたりするために出来る限りの工夫をしています。
もちろん打算的な考えからだけではなく、関係者と良好な人間関係を築きたいと思うのは自然なことです。
あまり気負いせずにプレゼント選びをしましょう。
ただし入居者にプレゼントを贈る際には相手のことを考え、逆効果にならないようくれぐれも注意しましょう。