アパートやマンションの賃貸経営をしていると必ずしないといけなくなるのが
入居者が退去した後の原状回復工事です。
いくらぐらいの費用をかければいいのかなど、情報をまとめてみました。
退去後の原状回復工事費用の考え方
退去後の原状回復工事費用ってたくさんかければいいかというと
実は、そうではありません。
というのが、あくまで不動産経営をしている経営者がオーナーになるので
費用対効果を追及していくことも必要です。
ただ、いつまでも空室にしておくわけにもいかないので
退去後のリフォーム費用の目安を知っておくことで
工事費用の予算を組むことができます。
知っておいて損はありませんので
ご覧ください。
退去後の原状回復工事費用の目安
退去後の原状回復工事費用の目安ですが、
入居年数と間取りの広さによって
違ってくることを知っておいてください。
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原状回復工事費用の目安には、
入居年数と間取りの広さによって
違ってくる
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★単身用の間取り・・・・・・1R、1K、1DK、1LDK、2DKなど
平米数なら10㎡から50㎡の間
入居年数で多いのが、2年から4年ぐらいの間
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★ファミリー用の間取り・・・2DK、2LDK、3LDK、4LDKなど
平米数なら50㎡から80㎡の間
入居年数で多いのが、3年から6年ぐらいの間
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間取りによって入居人数も違うし、入居年数にも違いが出てくるわけですね。
一般的な工事費用の目安ですが
賃料(家賃+駐車場)の半年分以内
がいいでしょう。
例えば、家賃30,000円で駐車場なしでしたら
30,000円×6ヵ月=180,000円になります。
つまり、原状回復工事費用の目安としては
18万円以内に抑えることが大切になります。
ただ、これはあくまで、目安であって
10年住んでいたら、1年以上の賃料合計の予算になったり
することもありますので、退去後の室内をチェックしてみるのがいいです。
そして、工事箇所の考え方ですが
クロスの張替えや床のクッションフロアの張替え
巾木などは、出来るだけ予算を少なくして
設備アップにお金を回す考え方です。
クロス張替えをクロス洗浄やクロス塗りにすることで
平米当たりの予算も半額ぐらいになります。
それで残った予算を
・テレビインターホン
・温水洗浄便座
・室内照明(LED)リモコン付き
・洗面やトイレの上に棚を作る
・スイッチカバーを最新のものにする
・建具(室内ドアや引き戸)の塗り替えは張替え
に使います。
■選択置き場上の移動式 棚
■トイレ上の移動式 棚
設備アップを行うことで、住みやすい住環境を作ることができ、
新しい入居者が決まりやすくなります。
アパートやマンションの資産的にも高まるので
原状回復工事の内容にもこだわっていくことが必要です。
ぜひ、参考にしてみて下さい。