不動産オーナーになりたい!と思ったことが一度でもある人はかなり多いのではないでしょうか?
近年では情報が手軽に入手できる社会になった為、昔は敷居が高かった不動産投資も、最近は一般的になってきたように思います。
よく耳にするようになった不動産投資ですが、土地や物件を購入して終わり!と考えている人も少なくないのではないでしょうか?
身近な存在になったとは言え、不動産経営に必要な知識を持たないまま軽い気持ちで投資を始めてしまうととても危険です!
今回は、不動産オーナーが知っておくべきガス会社との関係についてまとめてみました。
ガスには2種類ある!現在のガス会社から変更出来るの?
ガスには大きく分けてプロパンガス(LPガス)と都市ガスがあり、一般的にプロパンガスは都市ガスに比べて平均で1.8倍も高いという調査結果があるそうです。
これは特に不動産オーナーになる為の知識と関係なく知っている方も多いでしょう。
では同じガスでもこのような差が出るのはなぜでしょう?
それは、プロパンガスが毎回ガスを契約者の自宅に配達する必要があるため、運送費や人件費が掛かってしまうからなのです。
ガスの使用者からみると都市ガスの方が良さそうですね。
しかし不動産オーナーからみると、新築時のガス導入にかかる初期費用をプロパンガス会社が負担してくれるメリットがあります。
初期投資で抑えられた分家賃を安く設定し、入居確率を上げることが出来るのです。
また、地域によってはそもそもプロパンガスしか選択肢がない所もあるかもしれません。
いずれにせよプロパンガスが割高なのは一般的に知られている為、あまりにもガス料金が高すぎると結局入居者が減ってしまい空室増加につながる可能性があります。
上手にガス会社を選び入居者の満足度をあげよう!
都市ガスに慣れた地域から越してきた人の中には、プロパンガス料金のあまりの高さに驚き、退去を検討する人も少なくありません。
また、プロパンガス会社によってもガス価格が変わる為、想定よりガス代が高いと入居者の満足度が下がってしまいます。
ガスは毎日使用するインフラで生活に欠かせない為、気にする人は多いでしょう。
せっかく入居してもらったのに、すぐに退去されてしまっては赤字経営まっしぐらです。
ではどうすればこのようなリスクを回避できるのでしょうか?
一つの対策としてガス会社選びの工夫があります。
現在プロパンガス会社は過当競争にさらされています。ガスといった商品の性質上差別化が難しいことがあるでしょう。
そこでプロパンガス会社は自社を選んでもらう為、付帯設備のサービスを提供してくれることが多いです。
良くある例として、エアコンや給湯器の交換、キッチンのリフォームなどが挙げられます。
ホームページ等で宣伝していないプロパンガス会社もあるようなので、切り替えを検討する際はなるべく複数業者にコンタクトを取り、サービスの比較をしてみると良いかもしれません。
給湯器やエアコン、キッチンの設備が新しくなれば入居者の満足度が大幅に向上するでしょうし、オーナーも上手に出費を抑えることが出来ます。
切り替え時の注意点としては、新規に契約を結ぶ時に10~15年ほどの長期契約を結ぶ必要があることです。
途中解約することになれば設備相当額を一時費用として支払う可能性がある為、切り替える際は複数業者の条件をしっかり比較してから契約することが重要ですね。
入居者のトータルの満足度をどのように上げるか、まさに不動産経営の醍醐味かもしれません。
まとめ
不動産オーナーはガス会社と上手く付き合うことで空室対策を行ったり、出費を抑えたりすることが可能だということが分かりました。
都市ガスからプロパンガスへの切り替えは入居者の反対によりハードルが高いかもしれませんが、既にプロパンガスを使用している物件では、ガス会社の切り替えを検討してみても良いかもしれませんね。