アパートの共用部って住んでいるとあまり気にしない部分かもしれませんね。
キレイで当たり前、不快感がなくて当たり前。
でもそれはアパートの管理をしっかりしているから。誰かが定期的に清掃をしているからなのです!
今回はその清掃料金って一体どれくらいかかるのか?
不動産オーナーであれば気になるところかと思いますので、今回は共用部の清掃料金に関して情報をまとめてみました。
清掃業者にも色々ある!それぞれのサービスや内容は?
まず、清掃会社はどのような種類があるのでしょうか?
大きく分けると3種類で、
①ビルメンテナンス業者や建物管理会社
②アパート・マンション清掃専門業者
③シルバー人材センター
等です。
それぞれの特徴と料金についてみていきましょう!
料金に関しては、建物の大きさやどれくらいの頻度で、清掃を依頼するかにもよるので、今回は一月に4回、3階建てのアパート清掃を依頼するという前提で比較していきたいと思います。
- ビルメンテナンス業者や建物管理会社
こちらはマンションの設備管理やメンテナンス・清掃を取り扱う会社です。
名前の通りなのでイメージもしやすいですね!
清掃は主に下請け業者や自社スタッフが行っています。
清掃以外にも設備の管理やメンテナンスをしてくれるため、少々割高に感じることもあるようです。
料金の相場ですが。大体月額30,000円前後といったところでしょうか。
但し清掃の教育などの体制はしっかり整っているところが多く、適切な手入れをしてくれることが多いというメリットもあると考えられます。
適切な清掃でなかったため、建物の材質の劣化や老朽化が早まった!などということが起こると結果的には大きなメンテナンス費用が掛かってしまいますので、多少割高でもしっかりお金をかけるところかもしれません。
- アパート・マンション清掃専門業者
こちらはアパートやマンションの清掃に特化した専門業者ですね。日常清掃や定期清掃などの清掃のみならず、消防設備の点検を行ってくれる業者もあるようです。
こちらは月額20,000円程度のようです。
こちらは先程のビルメンテナンス業者や建物管理会社と比べると価格が抑えられていますね。
理由は自社スタッフが行っているからで、きちんと清掃の講習を受けたスタッフが揃っていて、仕上がりも良いそうです。
- シルバー人材センター
こちらは聞きなじみのない方もいるかもしれません。
シルバー人材センターとは、福祉活動の増進と、活力ある地域社会づくりを目的としたサービスです。
主に高齢化社会が進む中、労働人口を増やしたり、高齢者に活躍してもらい、人生100年時代を楽しくすごしてもらう為に考えられた仕組みで主に地域の60歳以上の方が活躍しています。
こちらの相場ですが、大体月額10,000程度のことが多いようです。先程の2つよりかなり費用が抑えられるようですが、清掃専門業者ではない為デメリットもあります。
例えばクオリティーです。
シルバー人材セセンターに登録している個人のスキルや意欲に依るところが大きいので、当たりはずれも大きいといったリスクがあります。
手抜きにより仕上がりが不十分で、結局アパートの価値が下がってしまうことを考えると、単純に費用を抑えれば良いということでもないのかもしれません。
清掃会社を選ぶ時のポイントは?
色々な業者が存在することが分かりましたが、具体的に依頼する際押さえておきたいポイントはなんでしょうか?
まずは対応出来る清掃範囲を確認しましょう。
アパートの規模によって依頼したい箇所は色々とあると思いますので、清掃範囲を明確にした上で業務を依頼しましょう。
特に照明やカーペット、高所の窓などは特別な知識と技術が必要です。
せっかく料金を払って清掃を依頼したのに契約外で清掃をしてもらえないようなことがないよう気を付けておきたいポイントです。
その他、見積もり時にしっかり明瞭な料金表示をしてくれる会社や、マンションの住人にも配慮してくれる会社を選ぶと良いでしょう。
アパートの見た目だけの問題でなく、入居者の満足度にも繋がり、ひいてはアパートの価値にもつながる大切なポイントです。
まとめ
アパートの共用部の清掃は依頼する業者によってサービスの質や料金が異なることが分かりました。
それぞれのメリットデメリットを知った上で自分のアパートに最適な業者を選定することが重要です。