アパート経営の重要な業務の中に、空室対策があります。
空室対策とは、空室を改善して入居率を上げることです。
それでは、空室対策の基本的なやり方についてお話します。
空室対策の基本的なやり方とは?
空室対策ってとても難しいと考えているオーナー様が多く、しかも、リフォームなどお金がかかることばかりなので・・・
そんな風に感じている方も多いと思います。
確かにアパートの築年数が古ければ、大規模な修繕やリフォームが、必要な場合もありますし、中途半端なリフォームをするよりは、お金をかけてきれいにすることで、空室対策になるのは間違いないです。
でも、私が空室対策として考えているのは、まず、空室である現場を確認して、何をどうしたら空室改善ができるのかを考えることから始めます。
というのが、設備を新しく変えても家賃も上げられず、しかも、入居者が見つからずに、空室期間だけが増えていく・・・
こんな経験をされたオーナーだと空室対策が嫌になってしまいますよね。
空室である現場を確認する際に、入居者となるターゲットが誰なのかを思い浮かべることで、ハズレない空室改善の案が出てくるようになります。
具体的にどういうことかと言いますと、アパートの間取りが1Kだと単身者が入居します。
その単身者の属性までを予想します。
・新入生の学生
・住み替えの学生
・新社会人
・住み替えの社会人
・転勤者
あと、男性なのか、女性なのか、
細かくいうと年齢まで絞り込みます。
そうすることで、予想した入居予定者が興味を持ってくれる、あれば便利なものなどが分かってきます。
例えば、学生ならインターネット世代になるので、家賃の中にインターネット費用が含まれていれば、毎月5,000円ぐらいのネット費用も節約でき、喜ばれると思います。
他にも、押入れが少ないとか、ない部屋には
簡易クローゼットを購入して設備として置いておくなど、その現場、あるいは予想ターゲットの属性によって、空室改善の方法が変わってきます。
例を挙げたような空室対策だと、何十万円もかかったりするリフォームや大規模修繕でないことが分かりますよね。
つまり、お金をかけなくても予想入居者のターゲットが分かれば、ピンポイントの空室改善が可能になります。
しかも、これを繰り返し続けていくことで、予想ターゲットと空室改善の誤差がなくなってきます。
そうなると、この部屋はこうやれば
入居者が決まる!
というのが、空室改善する前に分かってしまいます。
つまり、入居率が上がり、満室期間が長くなり、収入も増えるという結果になります。
以上が空室対策の基本的な考え方とやり方です。
場所が決して良くないのに、いつも満室に近い入居を確保しているアパートがあれば、それは、ターゲットをしぼった空室対策を実施しているオーナーなのかもしれません。
ぜひ、参考にしてみて下さい。