人生100年時代、定年後の収入源を自分で確保する時代と言われるようになってきました。
現金を貯金するだけではインフレに対応出来ないという懸念や切り崩し生活で口座からお金が減っていくのは耐えられないという不安から、投資へ興味も持つ人が増えています。
中でも比較的安定した賃料が毎月得られる不動産投資は老後の収入としては魅力的でしょう。
退職金によりまとまったお金が手に入り、アパート一棟買いをする方もいるようです。
今回はアパート経営を始める際、意外と悩む人も多いアパートの名づけに関してまとめました。
アパートの名前は一体誰が決めるの?命名のルールはある?
アパートの名前に関して、法律やルールは存在するのでしょうか?
結論から言うと、特に決まりはありません。
一括借り上げでなければ大家さんが自由に決めてOKです。
例えば、○○という言葉は一定の基準を満たした建物でないと使用してはならない、といったようなルールや規制などはなさそうです。
一般的には、アパート新築の際に、工務店や設計会社等から名称を提示され、大家さんが決めることが多いようです。
しかし、決まりがないからといって、適当な名前や自分のこだわりだけで決めない方がよいでしょう。
なぜなら、アパートの名前というのは意外にも入居率に影響するものなのです。
なぜなら、アパート名というのは住所の一部なので、免許証や履歴書、契約書や年賀状などといった具合に、さまざまな場面で記載することになります。
おかしな名前やダサい名前は躊躇してしまうでしょう。
周囲の建物と一線を画すような素晴らしい名前である必要はありませんが、最低限の流行は抑えて、周りから浮かないような名前を考えるのが無難でしょう。
アパートの名前で人気があるのはどんな名前?
普段自分が住んでいるマンションやアパートの名前の由来を気にしたことがある人は少ないかもしれません。
大家になり、いざアパートの名前を付けるとなると改めて命名に悩む方も多いでしょう。
アパートやマンションの名前ですが、その地名と組み合わせて使われるワードというのがあります。
例えば〇〇ハイム、コート〇〇などです。
そしてそのワードにも流行り廃りがあります。
例えば昔は○○壮という名前が多かったですが、20年ほど前に○○ハイツ、コーポ〇〇などが流行った時があるようです。
最近はメゾン○○や○○ハイムなどオシャレで高級感のある名前も取り入れられています。
これらの一般的な単語と地名を用いると無難な名前となるでしょう。
他にも下記のような名前がよく使用されています。
ぜひ参考にしてみてください。
ハイツ、コート、ヴィラ、コーポ、グラン、ソレイユ、コンフォート、パーク、シティ、テラス、メゾン、パレス、カーサ、ホーム……などでしょうか。
周りの物件と名前が被るのを避けたい場合や印象に残る少し変わった命名をしたい時は、下記のことに気を付けながらオリジナルな名称を検討してみましょう。
・発音しやすいか?(聞き取りやすいか?)
・言葉のイメージは悪くないか?(想定していなかった意味が含まれないか?)
・長すぎないか?
・大家の名前を想起させるなど主張が強すぎないか?
・親しみやすく覚えやすいか?
まとめ
アパートの名前は意外なところで入居率に関わってくる可能性があることが分かりました。
特に女性は友達に紹介する際にアパート名を気にする傾向にあるようです。
時代の流行を意識しながら古臭い名前は避けましょう。
自分では最高の名前だと思っていても、もしかしたら思いもよらない落とし穴が潜んでいるかもしれません。
子どもの命名同様、慎重に検討してから名づけましょう。