近年不動産投資を始める人が増えています。
金額の規模が大きいので心理的なハードルも高いですが、一旦軌道に乗れば安定した収入が得られることから、老後の収入として人気があるのもうなずけます。
ただし、不動産投資も成功しようとすると、かなり専門的な知識が必要になってきます。
物件を購入したら、後はほったらかしで不労収入が得られるほど、甘い世界ではないでしょう。
では不動産を購入した後に万が一失敗してしまったら一体どうなってしまうのでしょうか?
どんな投資にもリスクは付き物です。
予め予測されるリスクについて十分知っておきましょう。
不動産投資の失敗とは?最悪の場合自己破産もあり得る⁉
そもそも不動産投資における失敗とはどのような状態でしょうか?
それは想定していた収入が得られない状態というのが一つの答えでしょう。
また想定利回りを下回る際、儲けが減っただけなのか、赤字となり借金だけが残る状態なのかによっても失敗の程度は大きく異なるでしょう。
例えば投資のために借りたローンを返せなくなれば、その物件は差し押さえられてしまいます。
物件を売却しても足りない場合は、自分の家などの資産を売却することになり、最悪の場合は自己破産といったケースも考えられます。
ここまで追い込まれてしまうと、当然投資は大失敗だったということになるでしょう。
ではどのようにすればこのような悲惨な事態を防げるのでしょうか?
もちろん投資である以上、必ず失敗しない方法というのは残念ながら存在しないでしょう。
しかしどのようなリスクが発生しうるか、発生した時どのように対応するかを深く検討しておけば、万が一のことが起きても、冷静に適切な対応をとれるのではないでしょうか。
もしかしたら失敗の程度を抑えることが出来るかもしれません。
まずは他者の過去に起きた失敗事例を知り、同じような過ちを犯さないことが大事です。
不動産投資で失敗したくない!ありがちな例とは?回避するための重要な心構えとは
想定より家賃収入が下回ってしまう原因は色々ありますが
・予想より空室が続いてしまった
・周囲の環境が変化し家賃が下落した
・想定外の出費がかさんだ
などが挙げられるようです。
その際に考えることとして、そもそも想定していた賃料は適切だったのかということがあります。
もちろん不動産のプロでも空室リスクや家賃下落を正確に予想するのは大変至難の業でしょう。
適切かどうかは実際に蓋を開けてみないと分かりません。
しかし、中には業者の言葉を鵜のみにして明らかに割高な物件を買ってしまう人もいます。
不動産は高額な買い物になりますので、購入する際にはしっかりと時間をかけて、業者が提示する想定賃料をチェックしましょう。
もちろん全てのリスクに対して、完璧な対策が出来るわけではありません。
例えば、物件を購入してすぐに地震などの災害が起きれば、負債だけが残ってしまうでしょう。
そのリスクに備えようと高額の保険にたくさん入ったり、場所を分散させるために初めから複数の物件を所有したりと、万全を期そうと思えば、当然支出も多くなります。
その結果利回りは低くなり、場合によっては赤字となってしまいます。
それではまさに本末転倒でしょうが、このような失敗事例も多くあります。
石橋をたたきすぎるのも良くない典型例です。
予めリスクを予測し、どの程度の損害なら許容出来るか自分の中で明確にしておくことが重要です。
まとめ
不動産投資も投資である以上、リスクはつきものです。
ミドルリスク・ミドルリターンということを踏まえ、退職金などのまとまったお金が入ったからと、安易に手を出さないよう注意しましょう。
しかし、不動産投資で成功し、安定収入を得ている人がいることも事実です。
想定されるリスクや対策をしっかり勉強した上で、不動産投資に臨むのであれば、ある程度大きな失敗は回避できるでしょう。
現在は個人でもインターネットで情報収集が簡単に行える時代です。
不動産投資者の成功事例だけでなく、失敗の具体事例をたくさん学ぶことで、落とし穴を見極める目を養い、成功への道に近づきましょう!