アパートの築年数が経過していき、老朽化が進んでいくと、空室が増えてくるということはどうしてもあることです。
建物は修繕をしていかないと、どんどん劣化していきます。
そうなってくると収益は生まれず、逆に負債を産む資産となってしまいます。
そうならない為にも、空室対策は必要です!その方法をいくつか紹介していきましょう。
空室対策に有効な方法
①共用部・設備を見直す
まずは目に見える部分と普段から使用しているような設備を見直すべきです。
共用部というのは、アパートのエントランス、廊下、駐車場など入居者が共用で使用しているスペースのことです。
毎日使用したり目にしている部分なので、そこを改善することで入居率も変わります。
ポイントとしては、、、
・共用部を明るくする
特に出入りが激しいエントランスは夜間でも安心できるように明るい照明を設置しましょう。エントランス部分が暗いと、イメージも暗くなりますし、防犯面での不安を煽ります。
スポットライトで足元を照らしたりするなど、明るくして安心感を与えましょう。
・宅配ボックスなどを設置する
近年のコロナ禍なども相まって、以前にも増してネットショッピングなどの需要は増えています。その為、宅配ボックスがあるかないかによって入居率は大きく変わってくるでしょう。
②建て替え、リフォーム、リノベーションの実施
アパートの老朽化がかなり進んでしまっている物件では、思い切って建て替えてしまうのも一つの手段です。
建て替えることによって、運営費を改善し、家賃の増加なども見込めます。
建て替えるまでもない場合は、リフォームという方法もあります。外観の見栄えがよくなれば、入居率も変わります。
建て替えに比べると費用も安く済みますので、老朽化が進む前にリフォームしてしまうのも良いでしょう。
建て替えまではいかなくて、リフォームよりもっと大掛かりな修繕が必要な場合は、リノベーションという方法があります。
リノベーションは部屋の間取りを変更したり、内部の作り自体を変えたりと、リフォームより大胆に改修することができます。
費用や時間はその分必要となりますが、物件として新たな魅力を作り出すことができるので、入居率も上げていけます。
部屋の間取りも変えられるので、家賃の値上げも可能なので、将来的な収益アップも見込めます。
※建て替えやリフォームなどが必要な築年数の目安は、、、
建物の価値を計算する原価法の考え方では、築20〜25年を経過した建物は市場価値ゼロという評価になります。目安として築20年を超えてきたら、リフォームを。
築25年を超えてきたら、建て替えを検討するようにしましょう。
入居者に人気の設備とは?ランキングでご紹介!
入居者が必要としている設備とはどんなものでしょうか。
以下にベスト10までまとめましたので、ぜひ参考にしてみて下さい。
入居者のニーズに答えることが空室対策のカギとなります。
1・エアコン付
2・追い焚き機能がついたお風呂
3・ピッキング対策ができたカギ
4・モニター付きのインターホン
5・宅配ボックス
6・オートロック機能付き
7・無料インターネット
8・浴室乾燥機
9・温水洗浄便座
10・ケーブルテレビ
エアコン付きや、バス・トイレ別などは今や当たり前となっている条件ですが、築年数が古い物件ではないケースも多くあります。
入居者がインターネットなどで部屋探しをする際にこれらがないと検索から外れてしまいます。それに加え、近年で特に需要が高まってきた「インターネット」「宅配ボックス」があればなお良いでしょう。
まとめ
築年数が経過していき、アパートが古くなっていくとともに空室が増えていくというのは避けては通れない悩みです。
古くなってしまってからでは手遅れとなってしまいますので、事前に空室対策をしっかりしていきましょう。
特に建て替えやリノベーションとなると、大きな費用が必要となります。それらも含めた運用をしっかりと考えていくべきです。
ぜひ参考にしていただければ幸いです。