アパートの建て替え時期や年数は？タイミングや目安を解説！

人生100年と言われる程長生きの時代、老後の資金が心配になる方もいるでしょう。

また資金だけの問題でなく、退職後の適度なやりがいや社会とのつながりを維持したいと考えるサラリーマンも少なくありません。

そんな時にピッタリなのが不動産投資や経営です。

不動産は取り扱う額が大きく専門的な知識も必要なため、心理的なハードルが高と感じている方も多いかもしれません。

しかし、最近では投資セミナーやインターネットにも情報がたくさんあり、プロにアドバイスを受けながら運用していくことも可能となっています。

大きな失敗をしない程度に不動産業界の方の意見を取り入れつつ、最終的な選択は自分で行えば、安定収入を得ながら適度な社会のつながりや仕事を持てるため、理想の老後暮らしが望めることでしょう。

今回はアパート経営をする際に外せない、アパートの建て替え時期やタイミングについてまとめてみました。

アパートって一体何年持つの？目安はある？

いくら定期的にメンテナンスや修繕を行っていても、経年劣化は避けられません。

マンションやアパートは自然と老朽化していきます。

アパートの寿命は構造などにも左右されますが、一般的には50年以上は持つと言われています。

しかし、時代が変われば必要な設備や人気のある間取りなども変わっていくでしょう。

建物の耐久性があっても、外観や設備などが古臭く時代遅れになれば、当然空室率も高くなってしまいます。

具体的な例としては、大学や工場などがなくなったり逆に新しく開発が進んだりすると周辺の環境は一気に変化します。

住人の層が変わると住居に求められる価値も大きく変化するため、時代や環境変化によるニーズには常に気を配っておくことが重要です。

もし大きな変化があった時はリフォームやリノベーションで対応するのも一つの手ですが、老朽化も激しい場合は一棟丸ごと建て替えることも検討すべきでしょう。

当然建て替え費用や、入居者に退去してもらうための費用が掛かりますので、多額の出費は避けられません。

ある程度アパート経営を始める前に目途を立てておくのが良いでしょう。

アパートの建て替えにかかる費用はどのようなものがある？相場はいくら？

では建て替えにかかる費用はどれくらいでしょうか？

建物の構造や規模によっても異なりますが、ざっと数千万円規模と考えてよいでしょう。

ここでは大まかな費用の内訳について解説していきます。

まず建て替えにかかる費用の種類ですが、下記のような費用が発生します。

解体費用は基本的に延床面積坪単価で計算し、木造であれば延床面積坪単価は4~5万円、軽量鉄骨であれば6~7万円、鉄筋コンクリートであれば7~8万円程度となります。

建設費は木造アパートで坪当たり50~60万円、鉄骨や鉄筋コンクリートアパートで70~80万円ほどです。

ご自身の現在の物件の延べ床面積に照らし合わせて総額を見積もってみましょう。

また入居者への退去費用ですが、相場としては家賃半年分であったり、退去が理由で新たに発生すると考えられる金額（引っ越し料金、新たな住居の敷居金・礼金）程度であったりということが多いようです。

こちらは入居者の権利が強い為、退去を拒否された場合にはなるべく落としどころをつけ、建て替えがスムーズにいくように心掛けましょう。

下手すると訴訟問題に発展し手間もお金もかかります。

入居者への配慮を忘れず、お互い気持ちよく次のステップに進めることが大事です。

まとめ

アパート建て替えは、場合によっては新にアパートを建設して経営を始めるより難しいことがあります。

新築ならまだしも、中古のアパートで大家業を始める場合には、建て替え問題に直面する確率が高くなるでしょう。

アパート経営を始める前に、ぜひこのような手間がかかることを知っておき、建て替え前に物件を売却するなどの対策を考えておきましょう。