最近は若者を中心に早期退職を目指した投資ブームが起きているようです。
一方でまじめな日本人は借金やギャンブルに強い抵抗を示す人がまだまだ多いと言われています。
バブル時代に株式投資で大金を失ったり、土地を買ってローン破産してしまったり…
そのような世代を見て育った今の大人は、そのようなお金の使い方に否定的な意見が未だに少なくないでしょう。
しかし、投資はしっかり勉強すれば決してギャンブルではありませんし、借金の全てが「悪」というわけではありません。
特に不動産ローンは上手く活用すれば、元手の少ない若者でもレバレッジ効果でお金を上手に増やすことができます。
しかし、不動産は扱う金額が高額なため、どのように始めたらよいか分からない人も多いでしょう。
今回は不動産投資をする時の資金の準備の仕方について情報を集めました。
物件を購入する時の現金一括払いのメリットデ・メリットとは!?
それではまず、現金一括払いとローンを組んだ時のメリットとデメリットを比較していきましょう。
現金で購入すると、一般的に以下のようなメリットが考えられます。
・利息の返済が不要
・ローンを組む時の手数料が不要
・ローンを組みにくい属性の人でも物件を購入できる
・購入手続きがスムーズである
反対にデメリットは下記のようなことが考えられます。
・まとまった金額の資産を貯める必要がある
・手元の現金(キャッシュフロー)が少なくなる
・団地信用生命保険に加入できない
・レバレッジ効果(てこの原理)が得られない
レバレッジ効果とは、融資を利用して少ない初期費用で高いリターンを得る投資手法のことです。
資産が少ない人でも大きな利益を手にするチャンスがあるため夢のある手法です。
これらのメリット・デメリットは、ローンを組んで購入する時のデメリット・メリットに対応します。
自分が置かれている環境を把握してどのような手段がよいのか考えましょう。
現金購入が向いている?それともローン購入が向いている?
それではどのような属性の人が現金購入やローン購入に向いているのか、理由と共に具体的な例を見ていきましょう。
まず現金購入に向いている人です。
こちらはまとった現金が必要なので、比較的資産があると考えられる年配の方が適しているでしょう。
万が一、赤字経営になってしまっても不動産を売却してしまえば、借金地獄になることはほぼないと言えます。
利息の返済もないので無駄な支出なしにオーナーを始められるのもメリットと言えるでしょう。
また、資産が豊富にある方は相続税対策として物件を購入することも考えられます。
ローンを組みにくいけど収入の多い自営業の方にもピッタリでしょう。
次にローン購入が向いている人です。
ローンが組みやすい人は、公務員や大きな企業に一勤めているサラリーマンです。
数年以上の勤続年数があれば比較的審査は通りやすいでしょう。
また、団地信用生命保険にも入れますので、返済者に万が一のことがあっても家族に資産を残すことができます。
まだ、資金は多くないけれどもレバレッジ効果を活かして今後の収入UP基盤を構築したい人に向いていると言えるでしょう。
利息などで返済額は上がってしまいますが、金利の低い現在ではかなり効率の良い投資ができると人気です。
もちろん向き不向きは今回紹介した属性以外にも様々な要素が絡みます。
メリット・デメリットを踏まえて、自分にとって最適な購入方法を検討してみましょう。
まとめ
現金で一括購入するのもローンを組んで購入するのも一長一短あることが分かりました。
不動産投資は長期的な視点が必要になることが多い投資方法です。
一旦舵を切ってしまうと修正が難しいこともたくさん出てきますので、しっかり今後のプランを考えてから購入手段を決めましょう。