アパート経営は毎日スーツを着て会社勤めすることもなく、自分のペースで仕事をしながら収入が得られるため、憧れている人も多いのではないでしょうか?
不動産投資を不労所得の代表格と考える人も少なくないでしょう。
しかし購入するのが一棟アパートの規模となると、求められる知識や入居者への対応が増え、不労所得とは言い難いかもしれません。
しかし考えようによっては適度な仕事量となるため、退職後のやりがいとして、アパート経営を始める人もいるのではないでしょうか?
実際にはアパート経営には思っているよりたくさんの専門知識が必要になってきます。
入居率を上げるために常に勉強しながら、最新の知識を増やしていきましょう。
今回は、入居者が快適に生活する上で重要度を増しているインターネット設備についてまとめました。
インターネットを導入する前に知っておきたいこととは?
物件を探す際に「インターネット完備」や「インターネット対応」などという文字を見たことがあるでしょう。
似たような言葉ですが、その物件のインターネット設備の状況に応じて、使い分けられていることが多くなっています。
一例ですが、それぞれ下記のような状態を表しています。
・インターネット完備…インターネット回線やプロパイダ契約が完了しており入居後すぐにインターネットが使えます。使用料も無料であることが多いようです。
・インターネット対応や光ファイバー対応…物件の共有部分まで光回線が引かれています。
・インターネット未対応…物件にインターネット設備なし。
インターネットと表記する場合は光回線とは限らず、電話回線(ADSL)やケーブルテレビ回線(CATV)の場合も含みます。
一般的に光ファイバーの通信品質が良く、その分導入価格も高くなるため大家にとっては出費がかさみます。
そこで、過去には通信速度の遅いインターネット設備を導入して、無料サービスを売りにしていた大家もいました。
確かに今ほど動画視聴やデータ量の多いゲームをする人が多くなかったため、光回線でなくても問題はなかったかもしれません。
しかし近年ではコロナ禍でのテレワークが増えたこともあり、家でネットを使う時の通信速度を気にする人が増えたようです。
入居者の満足度を上げる為には、低品質のインターネット設備では、もう不十分な時代になってきているということでしょう。
インターネットの導入費用はどのくらいかかる?
それでは、インターネットの導入費用はどれくらいかかるのでしょうか?
業者によって異なりますが、光回線では初期費用はだいたい30~120万円ほどかかるようです。
これに加え、月々の維持費が1万〜1万5千円かかります。
インターネットの設備を導入することで、空室対策や賃料UPへの効果がどれくらいあるのか、費用対効果を考えながら導入するか検討しましょう。
また建物の構造や立地よってはそもそもインターネットの導入が難しいことがあります。
河川や国道をまたぐ工事が必要だったり、アパートから電柱までの距離が遠かったりすると回線を引く難易度は上がります。
また無線方式の場合は、木造であれば各部屋に電波が届きますが、そうでなければ電波が届きにくくインターネットが使えないケースもあります。
インターネットを導入する前に、しっかりと自分の所有する物件に適切な設備となっているかどうか確認してから工事の手配を行いましょう。
まとめ
インターネットは情報化社会の現在、もはや生活に必須のインフラになりつつあります。
入居者の満足度を上げる為に、どのような設備やサービスを導入すれば良いか、時代のニーズを捉えながら上手く対応しましょう。
また、所有する物件に合った設備となるよう事前にしっかり検討しましょう。