アパート経営の30年一括借り上げの仕組みとは?メリットとデメリットは?

一括借り上げの仕組み 不動産投資について

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近年、終身雇用制の崩壊や年金の破綻、コロナや世界情勢の不安定化など、不確実性の高い世の中になったと感じている人が多いようです。

確かに昭和のバブル世代のエピソードを聞いていると別世界のようにさえ思えるほど、平均的な暮らしぶりや世の中のムードが違います。

そんな不安定な時代だからこそ、安定した収入を得るために様々な努力をする人が増えました。

なるべく手堅そうな職業を目指したり、手に職をつけるべく資格取得に精を出したりするのはもちろん、投資を始める人も増えています。

投資の中でも不動産投資は一度軌道に乗れば、ある程度安定して収入が見込めるため興味を持つ人が多いようです。

今回はそんな不動産投資の中でも特に収入が大きくなるアパート経営に関して情報をまとめました。

 

アパート経営で一括借り上げしてもらうってどういうこと?メリットは何?

一括借り上げの仕組み

不動産投資の情報をよく見る人は一括借り上げやサブリースといったキーワードを聞いたことがあるかもしれません。

「一定の期間、家賃収入を保証するので投資初心者でも安心です!」

と実際に営業マンから言われたことがある人もいるかもしれません。

では一括借り上げとは具体的にどのような契約なのでしょうか?

これは動産管理会社が物件を持っているオーナーからアパートやマンションなどをまとめて借上げ、アパート経営をしてくれるというものです。

例えば入居者の募集や契約業務、家賃や礼金などの集金業務、物件の管理などをすべて行なってくれます。

不動産管理会社は管理料として手数料が入り、オーナーは管理の手間をかけずに契約した料金を毎月払ってもらえるため、まさにWin-Winの構図です。

オーナーにとってリスクである空室が発生しても、家賃を一定期間保証してくれるため、初心者でも安心してくれるプランと考える人が多いでしょう。

しかし、この一括借り上げやサブリースでは言葉巧みにオーナーをだまし、不利な条件で契約する管理会社が存在するのも事実です。

一括借り上げは果たしてお得なのでしょうか?

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一括借り上げのデメリットにはどんなものがあるの?リスクはある?

一括借り上げの仕組み

一括借り上げのメリットは、家賃保証をしてくれるため一定期間の収入が見込めることです。

ローンの返済を家賃収入から行う予定のオーナーには頼もしい契約内容でしょう。

良いことばかりのように思える一括借り上げですが、デメリットはどのようなことがあるのでしょうか?

まず一括借上げの契約期間ですが、一般的に2年・10年・20年・30年となっています。

ローンの返済年数に近い長期契約が多いため、長期間家賃保証があると考えると安心材料でもありますが、変更がきかないリスクもありますので慎重に判断しましょう。

また、契約期間30年など長期借上げ契約をした場合、契約時と同じ家賃が30年間保証されると思う人が多いでしょう。

しかし、30年間ずっと同じ家賃が続くことが保証されているわけではありません。

年数が経てば、建物は老朽化して家賃収入が得られにくくなるため、家賃の見直しが入ることがあります。

また管理会社が契約中に倒産してしまえば、家賃は入らなくなってしまいます。

その他途中で物件を売りたくても、借地借家法により借主である管理会社が保護される立場となるため、正当な理由なしに売却することが困難になります。

これらのリスクがあることを十分承知して契約に臨みましょう。

 

まとめ

借り上げは、本業が忙しいサラリーマンには管理の手間が省けるため、うまく利用すれば本業にさほど影響せず副収入を得られるでしょう。

しかし今回説明したように、デメリットやリスクが存在することも忘れてはなりません。

リスクを避けながらそれなりに利益を出すには、勉強して多くの知識をつけたり強いコネを築いたりと努力が必要です。

不動産収入は上手くいけば得られる収入も大きいですが、失敗する損失も大きくなります。

営業を持ちかけられたら、必ず自分のデメリットをしっかり確認し相手の損得まで考える癖をつけると成功確率が上がるでしょう。

契約するシステムに十分納得した上で、実際の投資を開始すると心理的にも穏やかで安定した投資ライフが送れるはずです。